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"一ノ瀬"という名字に憧れを持つ人の日記

語彙力が少し高まるかもしれない記事

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渋沢栄一自伝本、『雨夜譚』を読んでいる最中なのですが、知性が足りないのもあって「これどういう意味だっけ?」と調べながら読み進めています。

 

そこで今回は備忘録として、今まで調べてきた単語を載せておきます。

『雨夜譚』に出てくる単語のみならず他の書物、映像から知り得た単語も載せていますのでよければ見ていってください。

 

 


 

而して・然して (しかしてもしくはしこうして)

そうして

それから

 

下賤(げせん)

身分や生活が非常に低いこと

 

不浄(ふじょう)

清浄でないこと

心身の汚れていること

 

徳薄垢重(とくはくくじゅう)

下賤で不浄な者

 

臥せる(ふせる)

横になる

病気で床につく

 

菩提(ぼだい)

死後の冥福

 

妾(めかけ)

女性が自分のことをへりくだっていう

女性を卑(いや)しめていう

 

蒙る(こうむる)

いただく

たまわる

身に降りかかるものとして受ける

 

蜂起(ほうき)

蜂が巣から一時に飛び立つように、大勢が力に訴えるためにいっせいに立ち上がること。

 

彷彿(ほうふつ)

見分けにくいほどよく似ていること

ありありと見えること

思い起こさせること

 

水天彷彿

海の遠い沖と空とが続いて見分けがつかないこと

 

棹さす(さおさす)

流れに棹を突き刺して船を進め下るように、好都合なことが重なり物事が思うままに進むたとえ

時流に乗る意

 

憂さ晴らし(うさばらし)

苦しさや辛さを何かで紛らして、除いたり忘れたりすること

気晴らし

 

憂う(うれう)

思い悩んだり心配したりすること

特に将来や行く末などのことが気がかりである場合

 

傀儡(かいらい、くぐつ)

操り人形

 

当を得る(とうをえる)

理にかなっている

道理にかなうこと

 

暇乞い(いとまごい)

別れを告げること

 

量見(りょうけん)

考え選ぶこと

また思慮、考え、分別

 

陵夷(りょうい)

陵(おか)が次第に平らになること

転じて、ものごとが次第に衰え廃れること

 

懸念(けねん)

気になって心から離れないこと

 

頓着(とんじゃく)

深く心にかけること

気にすること

懸念

 

諄々(じゅんじゅん)

よくわかるように繰り返し教えさとすさま

 

仮令、縦令(たとえ、たとい)

かりに

もしも

 

勘当(かんどう)

江戸時代、親子の縁を切ること

 

向後(こうご、きょうご、きょうこう)

これからのち

以後

 

如何様(いかよう)

どんなふう

どのよう

 

能々(よくよく)

まったく手落ちのないように

十分に念を入れて

 

逗留(とうりゅう)

旅行先などでしばらくとどまること

滞在

一ヶ所にとどまって進まないこと

 

種々(しゅじゅ)

品目がいろいろある

種類が複数ある

 

遣って(やって)

一方から他方へ移らせる

与える(お小遣いを〜)

 

謀る(たばかる、はかる)

計略をめぐらしてだます、たぶらかす

計画方法などを思いめぐらす工夫する

相談する

 

刑戮(けいりく)

刑罰に処すること

死刑に処すること

 

縲絏(るいせつ)

縛られて獄にはいること

 

熟熟(つらつら)

つくづく

よくよく

 

以って(もって)

使って

よって

〜の理由で

 

児戯(じぎ)

こどもの遊び事

いたずら

 

感悟(かんご)

感じて悟ること

 

千辛万苦(せんしんばんく)

いろいろな辛いことや苦しいこと

多くの苦労

 

他日(たじつ)

いつか別の日

 

有為転変(ういてんぺん)

万物が常に変化してやまないこと

 

嘆息(たんそく)

嘆いたり感心したりしてため息をつく

 

轗軻(かんか)

車が思うように進まないこと

世に志を得ないで不遇なこと

 

精緻(せいち)

非常に細かな点まで注意が行きとどいているさま

 

頒布(はんぷ)

配って広く行きわたらせること

 

会稽(かいけい)の恥

敗戦の侮辱

他人から受けたひどいはすがしめ

 

会稽を遂げる

復讐する

 

会稽の恥を雪ぐ(すすぐ)

屈辱を晴らすこと

名誉回復

 

兵糧(ひょうろう)が尽きる

将兵の糧食(りょうしょく)

お米

 

慄然(りつぜん)

恐ろしさで身のふるえるさま

 

傑物(けつぶつ)

ずば抜けて優れた人物

 

出色(しゅっしょく)

他より特に優れていること

 

好事家(こうずか)

変わった物事に興味を抱く人

 

衆寡(しゅうか)

多数と少数

 

寡聞(かぶん)

見聞が狭く浅いこと

 

要塞(ようさい)

防衛を目的とした軍事施設

 

畏怖(いふ)

おおいにおそれること

 

嘲弄(ちょうろう)

馬鹿にしてなぶること

あざけりもてあそぶこと

 

なぶる

困らせたりいじめたりして面白がること

 

剥製(はくせい)

動物標本

 

貫徹(かんてつ)

貫きとおす

 

滋味(じみ)

うまい味

栄養のある食べ物

 

懐柔(かいじゅう)

自分の思う通りに従わせる

 

如実(にょじつ)

実際の通り

 

牙城(がじょう)

敵の本陣、本拠地

 

壮図(そうと)

規模が非常に大きく立派な計画

 

暁通(きょうつう)

よくしっていること

精通していること

 

邂逅(かいこう)

偶然の出会い

思いがけなく会うこと

 

闊達(かったつ)

度量が大きくて、小さな物事にこだわらないさま

 

私淑(ししゅく)

ひそかに師と尊敬する

模範として学ぶ

 

猜疑(さいぎ)

人の好意を素直に受け取らず何か悪いことを企んでいるのではと疑うこと

 

桎梏(しっこく)

行動・生活などの自由を束縛するもの

 

跳梁(ちょうりょう)

自由に跳ね回ること

 

いみじくも

巧みに適切に

 

むげに

考慮すべき点がないように冷淡にあつかうさま

 

おしなべて

全体にわたって

一様に

概して

 

 

迎合(げいごう)

自分の考えを曲げてでも他人の気に入るように調子を合わせルコと

 

拮抗(きっこう)

勢力同等

張り合い優劣ない

 

うつつ

この世に現に存在しているもの

現実

目がさめていること

 

ぞんざい

いい加減に物事をするさま

投げやり

 

粉飾

立派に見せかけること

 


 

ではでは、2,000字超えましたので今回はこのくらいで擱(お)くことにします。